会社を辞めて思うこと ー 余裕があれば人を気遣える

休職関連

僕は会社を辞めて間もなく半年以上経ちます。

仕事はITエンジニアでしたが、業務負荷などが重なって休職 → 自然退職となりました。
今は復帰に向けて準備を整えています!

退職してしばらく経ち、心境にも変化が現れてきたので、思っていることを綴ってみます。

退職を検討している方や、仕事が大変な状況の方の参考に少しでもなればと思います。

健康のありがたみが本当に分かる

よく健康第一と言われますよね。

自分も分かっていたつもりだったのですが、本当のところ良く分かってなかったかもしれません。
(だからこそ休養する事になってしまったので。。)

今振り返って思う「健康が大事な理由」として3つぐらい挙げました。

・健康があれば、何度でもやり直しはできる
・健康を損なうと、それまでの努力の幾分かは失ってしまう
・メンタルの問題が出ると、思った以上に深刻

この3つについて、詳細を書いていこうと思います。

健康があれば、何度でもやり直しはできる

最近、転職市場もどんどん拡大していて、人生何度でもやり直しはできる、という言葉もよく聞くようになってきました。

しかし、やり直しをする大前提として健康が必要だと思います。

健康であれば、たとえ問題のある職場環境でも、そこからやり直すこと自体は、何度もできると思います。

もちろん一度やり直しても、失敗することもあるかもしれません。
ですが健康であれば、上手くいくまで何度でもやり直しができると思います。

ただし無理を続けると、『本当に取り返しのつかないラインは必ずある』と思います。

頑張り続ける働き方が賞賛される労働文化がまだ根強いですが、無理が続かないのは明らかです。

そして、どの程度無理をしているのかをいちばん把握しているのは自分なので、自分で自分を守っていくことが大切だと思います。

健康を損なうと、それまでの努力の幾分かは失ってしまう

2点目について、
例えば努力してスキルを身につけたとします。

しかし、無理を続けて労働意欲がなくなってしまうと、少なくともその期間は、そのスキルは活かされなくなります。

努力して身につけたスキルが活かされなくなったら本末転倒ですし、
とてももったいないです。

自分のスキルや経験が活かされない ーこの状況になると、自分が矮小になったような気持ちになり、自己肯定感の低下や焦燥感に繋がることになってしまいます

自分が積み上げてきたモノを守る為にも、健康は最重要だと思いました。

メンタルの問題が出ると、思った以上に深刻

3点目について、
自分が休んだのはメンタル的な理由でしたが、実際のところ身体的にもかなり不調が出ました。

例えるなら、
月曜朝の身体が重くて、どんよりとした気分が、四六時中続くのです。

自分は軽度だったので、そういう状態は2週間ほどで抜けましたが、
重篤だと1年以上続くとも聞くので、大変さは身をもって感じます。

人によっては食事も取れなくなってしまうと聞きます。

自分はそこまでは行きませんでしたが、
消化で体の全エネルギーが持っていかれる感覚がありました。

それまで当たり前に送っていた日常生活ですらとても困難になるので、その意味でも健康は重要ですね。

自分の場合、睡眠障害と体重変動が出たら、即座に休職手続きをしました。

それが功を奏して軽度で済んだので、正しい判断ができたと思っています

一番の節約方法は、ストレスの軽減

生活費を節約する一番良い方法は、ストレスの軽減かもしれません。

それは仕事がとても大変な場合、ストレスの解消や回復の為にお金がとてもかかるためです。

自分が一番激務だった頃は、月の生活費に40万かかっていました笑

ざっくりとした明細はこんな感じです ↓
・家賃+駐車場代に10万
・食費+嗜好品で10万
・趣味娯楽+交際費+車維持費で10万
・光熱費+日用品+ネット代+携帯で5万
・衣服代+勉強代+貯金+その他臨時出費で5万

精神的余裕や時間的余裕がないと、全てお金で解決してしまうんですよね。。

休んでからは月毎に節約できるようになって、今では相当圧縮できました。

必要以上の出費を抑えて、衝動買いも抑えられましたね。

ものを買うときに、これは本当に必要な買い物なのか?と吟味できるようになりました。

なんというか、限られたお金でも、それで味わえる価値を、目一杯に満喫するマインドになれるんですよね。

お金を必要以上にかけずに心がけていくことで、
コスパ良く充実した日常生活が送れる
ようになってきた気がします。

自分は休職という形で、強制的にストレスから離れましたが、
そこまで行かなくても、ストレスケアは経済的なメリットもあると思います

充足感のハードルが下がる

節約の話とも近いかもしれませんが、
些細な事やお金のかからない事でも充足感を感じやすくなった気がします

例えばスーパーで買った120円のスイーツだったり、質素な食事であったり、公園で物思いにふけったり、etc..

たとえ安い物や無料で手に入る物でも、そこには作った人の想いや工夫があると思うようになりました。

激務だった頃は、1度の外食で平気で2,000円ぐらい使っていたんですが、それでやっと充足感が感じられるぐらいでした。

おそらく色々な事が気になって今を楽しめなかったのと、
忙しさやストレスを満たすのに、それに見合う金額を求めていた
んでしょうね

もちろん仕事をしていれば、ある程度の贅沢は全然良いと思いますが、
自分の場合は、だいぶ異常なお金の使い方だったと思ってます。

余裕が無いと、気をつけても他人を気遣えない

人間、頭で覚えていられる事には限界があると言われます。

実際、忙しかった頃を振り返ると
他人に対する態度に配慮がかけていた事が多かった気がします。

例えば
「これをしたら相手がどう受け取るか」「相手がどんな気持ちでいるのか」ー相手の心境を考えるのが難しくなってしまうんですよね。

しかも余裕がないと、無自覚に配慮がない行動をしやすくなり、
その結果、相手に咎められた時に
「なぜそんな言われなきゃいけない?」と内心立腹してしまう事もありました

今思えば自分に原因があることでも、その時は気づけないんですよね。
なんかそういうことで、人間関係に亀裂が入ることが度々あったなと反省してます。

まとめ ー 時に焦燥感もあるけど、時間と共に薄れる

仕事を辞めてしばらく経ち、社会復帰を焦る気持ちになる時も正直あります

しかしそれは時間と共に、少しづつ薄れてきた感じもしてます。
もちろんいずれは復帰する予定ですが、今は準備をしっかりしたいという気持ちです。

世間一般では、働き続けることが大事という価値観が浸透しています。

しかし実際に長期間仕事を休んでみると、健康面や精神面で色々なものの見方ができるようになった気がします。

他にも何点か気づいたこともあるので、次回は以下の内容で執筆したいと思います

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